CASESTUDY 導入事例
【WDS2023特別企画】ダイレクトミリング事例②CAD/CAMインレー
2023.09.24 更新
ジルコニアの加工においては、焼成時の材料収縮を見越して約18%前後補綴形状が大きく加工されます。
しかし、ハイブリッドレジンインレーの加工においては、ジルコニアインレーに比べて材質が硬いことからチッピングリスクの心配は少ないものの、補綴形状が等倍で加工されるため、クラウン等に比べ支台歯形成が複雑なインレーでは‘’削り残り‘’に注意する点があります。
加工物の模型への適合調整の手間を最小限に抑えるには、ハイブリッドレジンインレー加工において‘’小径工具‘’を用いることは必須となります。仕上げ加工に使用する最小工具径の違いでこのように削り残りの状態も変わってきます。
WORKNC DENTALでは様々な工具径、刃先形状に対応しています。
■ハイブリッドレジンインレー加工
ブロック内に形状を配置する際、加工される領域を敢えてブロック形状からはみ出させることで、工具摩耗を抑えることができます。また、被削材の残り部となる壁をサポートピンを繋ぐ壁として有効活用できます。